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学習イスの選び方とおすすめのデスクチェアとは
集中力を持続させることが難しい子どもにとって、学習イスを選ぶときのポイントは、長く座っていても疲れないイスであることだと思います。
無理なく正しい姿勢を保てることができれば疲れにくいのですが、イスが合っているかどうかは、実際に子どもに座らせてみて、
そのときの姿勢や座り心地を試してみることが必要です。
姿勢が正しくなるからという理由で、バランスチェアを学習イスに選ぶ方もいますが、座るのにコツがいるため勉強に集中すると
結局正しい座り方ができないというお子さんも多いようです。
ゲームや読書のときには向いているかもしれませんが、無理なく
正しい姿勢を保つという点では学習イスには向いていないと思います。
また、キャスター付きの学習イスや、回転つきの学習イスがありますが、デスクワークのイスと違い、学習イスの場合は
勉強に集中しなければいけないので、頻繁に立ち上がる必要がありません。
むしろ動かない方が落ち着いて勉強できます。
学校のイスを思い出してみればわかるでしょう。
ですので、キャスターの付いていないイスがおススメですが、座るときに自分で動かせなければいけないので、キャスター付きの
イスを選ぶときは座ると固定されるタイプのものがいいと思います。
荷物置きが付いている学習イスの場合は、本体が重くなって子どもが動かしにくくなるので、前後に動くキャスターが付いていますが、
座ると固定されるタイプなら大丈夫でしょう。
子どもは成長著しいので、それに合わせて座面の高さや、背もたれの高さ、足置きの高さなどを調節できるかどうかも重要なポイント
ですね。
学習デスクの品質について~最近の傾向と口コミ
学習デスクの品質は昔と今では大きく変化しました。
昔はスチールで作られていた学習デスクですが、今はとにかく品質が向上しています。
ナラ材やタモ材などの高級家具に使用されるほどの天然木が使用され、プリント化粧板で作られた学習デスクを探すほうが難しいほどです。
イトーキやコイズミなどの学習デスク大手メーカーでは機能性に優れた学習デスクを数多く製造していますが、機能性だけではなく、ナラ材の突き板や無垢板を使用するなど品質にも気を遣っています。
マルニやカリモク、飛騨産業などの大手の木工メーカーはとにかく材質や質感にこだわりがあり、その学習デスクはダイニングテーブルを凌ぐほどのできばえです。
またこういったメーカーでは、自然塗装やオイル仕上げなど、塗装にもこだわりが見られ、使い込めば使い込むほどに味わいが増すように作られています。
ここ最近の学習デスクの品質や質感はすでにお父さんが使っているものよりも良くなっていて、購入に訪れるご両親が造りの良さに驚くほどです。
小学校一年生から大学四年生まで使用すれば16年間。もしくはそれ以上に。それだけ長く使えるようにと考えれば、品質で学習デスクを選ぶのも悪くないですよね。
デザインはいずれ飽きるものです。
色褪せず、成長を刻み込んでくれる品質の高い学習デスクが人気を集めています。
コイズミのステップアップデスクが大流行!?
学習デスクの現在の傾向として最も顕著なのが、レイアウト変更が可能なモデルが大流行していることです。
これは数年前にコイズミがステップアップデスクを発売したことから始まります。
デスクの上に付いている本棚が、前に、横に、セパレートにと、成長に合わせて様々なレイアウトに変更できるようになったのです。
つまり品質やデザインだけではなく、使い方までが長く使用できるとの提案がなされたのです。従来は、デスクの上に本棚が付いているモデルが圧倒的に主流で、ロータイプかハイタイプかを選択するようになっていました。
本棚は付けるか外すかしかできなかったのです。子どもが成長したら本棚はまた買い足さなければなりませんでした。ところがコイズミがステップアップデスクを発売すると、レイアウトを変更できるこのモデルが大人気となり大流行します。
もちろん、この大成功を他のメーカーも放ってはおきません。翌年以降、イトーキをはじめほとんどの学習デスクメーカーがこの形を採用します。
特にイトーキはコイズミのステップアップデスクに対抗し、フリーワンデスクという、ほとんど同じ機能を持った学習デスクを開発し主力商品としました。
現在でもこのステップアップデスク型学習デスクは主流で、各小売店のオリジナルもほとんどがレイアウト変更可能な学習デスクを発売しています。
この傾向は今後もしばらく続きそうで、次の新しい学習デスクの形が発表されるまでにはまだまだ時間がかかるかもしれません。
学習デスクの平均的な価格とは
学習デスクの平均的な価格っておおよそどのくらいなのでしょうか?
平均はなかなかだしにくいのですが、おおよそ10万円前後が相場ではないでしょうか。
コイズミやイトーキなどの機能性重視の学習デスクで7万円から10万円、浜本工芸や飛騨産業で10万円から15万円以上とメーカーごとに価格に幅がありますが、平均すると学習デスク一式で10万円前後というのが多いと思います。
ちなみにお父さんのデスクの価格はいくらくらいですか。ほとんどの人がこれよりもお安いデスクをお使いではないでしょうか。最近の学習デスクはある程度メーカーの戦略もあって平均単価が高くなっている傾向にあります。
と
いうのは少子化で子どもが少なくなってきたため、昔ほど台数が売れなくなってきているからです。
少しでも品質を上げ、単価をあげるという戦略がとられています。また、学習デスクを購入するのはご両親とは限りません。
おじいちゃん、おばあちゃんからのお祝いで購入するケースも多く、両方の祖父母が出資者ということもめずらしくありません。
メーカーもそのあたりはよくわかっていて、だからこそおじいちゃん、おばあちゃん受けする品質重視の高額な学習デスクも多いのです。
とはいえ安かろう悪かろうというわけでもなく、そこまでの品質が学習デスクに必要なのかもよく考える必要があります。高額なものほど使いやすい、そういうわけでもないからです。
品質と機能性をよく考慮して購入するようにしましょう。
2014年度の学習デスクの特徴と傾向
学習デスクのデザインや品質に大きな変更があるかといえば、それはなかなかありません。
ゆとり教育が終わり、授業が増え、教科書の量が増えるとなったときは本棚が多く付いている学習デスクが主流になったりと、多少の変革はありましたが、毎年フルモデルチェンジするものでもありません。
2014年度モデルと2013年度モデルを比較してもあまり大きな変化はなかったように思います。
ここ数年、本棚とデスクが成長に合わせてレイアウト変更できるモデルが流行で今年もやっぱり主流のようです。
メーカ別に特徴を簡単に挙げれば、コイズミ、イトーキが機能性重視で、収納力が高く、レイアウト変更がしやすい学習デスクが得意。
オカムラは子どもの成長に合わせて、高さが変えられる学習デスクが特徴。皇室御用達ブランドの浜本工芸や匠の技で作る飛騨産業は木質感と品質を重視。
あとは品質の割にお値段が安い各家具屋さんのオリジナル学習デスクやイオンなどのスーパー系の学習デスクも充実しています。2014年度の学習デスクは前年と比べて大きな変更はなかったものの、デザインはより洗練され、大人でも使いやすい学習デスクが増えたように感じます。
さらに、より女の子らしいとか、より男の子らしいデザインも充実し、十人十色のお好みに対応できるようになっています。
また、カリモクが流行らせたリビングダイニング用の学習デスクも他のメーカーでも少し増えてきています。これだけたくさんラインナップがあると迷ってしまうと思いますが、ぜひ優先順位をよく考えて購入してください。